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みんないっしょ with usのはじまり

  • katahiranohatake20
  • 2021年3月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年3月5日


26年間、障がいのある仲間たちといっしよに開墾し、耕してきた「にんじん舎かたひら農場」

この農場を、にんじん舎は閉鎖することを決めました。

「コツコツ作り上げてきたこの畑を、引き継いで使わせてもらおう」そう思いました。


建物のなかでの仕事が苦手な自閉症や発達障がいの仲間たちが

草を刈り、石を拾い、堆肥をすきこみ、土を作ってきました。

寡黙な農夫たちは、いつのまにか「あんたがいないと困る」と

みんなが思える素敵な働き手になっていきました。

しかし、種をまいたり、苗を植え付けたり、どうしても苦手な仕事もありました。

そんな時、無認可保育園の子どもたちが「芋ほりがしたい」と農場を訪ねてくれました。

春、6か所の保育園が、次々に農場にさつまいもの苗さしに来ました。

農場の畑は、子どもたちであっという間にさつまいもが植え付けられました。

障がいのある仲間たちは、苗が根付くまで、一生懸命水やりをしました。

秋、子供たちは、お父さんお母さんを連れてさつまいもを収穫にやってきました。

畑は、子供たちの歓声と障がいのある仲間たちの笑い声で、とても賑やかでした。

何年か前には、特別養護老人ホームや認知のデイサービスに通うおじいちゃん、おばあちゃんが

畑に遊びに来てくれました。するとどうでしょう。

鎌を持ちだし、草取りがはじまりました。鍬を持ちだし、うね立てがはじまりました。

いなくなってしまって、みんなで探すと、隣の田んぼでイナゴ取りをしていました。

施設では、すみでじっとしているおじいちゃん、おばあちゃんたちでした。

原発事故から10年、にんじん舎を退職した今

制度や仕事や立場をこえ

野良仕事が持つ魅力を、みんなでまた活かしたいと思いました。

このかたひらの農場で

障がいのある仲間たちも、子どもたちも、おじいちゃんおばあちゃんたちも、

子ども食堂で食材がほしい人も、自分の味噌を仕込みたい人も、安心な野菜を食べたい人も

みんないっしょに、この畑で土を耕してみませんか。

やれることや得意なことをみんなで出し合って

「あんたがいないと困るんだよ」この畑がそんな場所になれたら、本当にうれしいです。


2021.3.1 みんないっしょ with us 世話人代表   和田庄司



 
 
 

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「かたひらの畑」郡山市片平町字北蛇光42

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